クローダのファンダメンタルズ
私たちの事業を行うための社会的許可は信頼に基づいており、私たちが行うすべての活動の基盤です。私たちはエコシステム内のすべての利害関係者を考慮し、環境、労働と人権、倫理、そして持続可能な調達に関するベストプラクティスを採用することを心がけています。私たちの基本原則を通じて、以下の国連の持続可能な開発目標(SDGs)に直接貢献します:
SDG 3.4, SDG 3.9, SDG 4.3, SDG 6.3, SDG 6.4, SDG 8.5, SDG 8.8, SDG 12.2, SDG 12.5, SDG 12.6, SDG 12.7, SDG 14.1
責任あるビジネスとして、私たちは具体的な行動やプロジェクトによって決定される広範な範囲のSDGs(持続可能な開発目標)に貢献しています。
関連資料
プロセスの安全性
公正な所得
プロダクト・スチュワードシップ
環境保護への取り組み
ナレッジ・マネージメント
サプライヤーとのパートナーシップと持続可能な調達
進捗
公正な所得
世界的な「生活賃金保証企業」
2018年、当社はLiving Wage Foundationより英国における「生活賃金保証企業 (Living Wage Employer)」の認定を受けました。世界中で「生活賃金保証企業 (Living Wage Employer)」となるべく活動を広げ、2021年には世界中で全社員に対する評価を完了しました。これはFair Wage Networkと連携して行われたもので、当社が操業する各国で「生活賃金(Living Wage)」を設定して全社員がこれを最低限受け取るよう保証しており、世界的な生活費の危機を考えるとこれは非常に重要です。現在は、当社の業務に対する認定が得られるよう、また当社の成果が社外の精査に必ず耐えられるよう、Fair Wage Networkと協力しています。また2022年には、すべての請負業者に「生活賃金(Living Wage)」が支払われていることを保証するプロセスも開始し、2024年末までにはこの目標を達成する計画です。
2022年には地域のニーズに応じて福利厚生を充実させ、従業員の生活費の上昇に対処するための財務支援を行いました。これには英国の全社員に対する民間医療費無料化の導入や、当社の確定給付年金制度に対する従業員の積立金増額をしないという決定、また低賃金社員に最も恩恵のある一時的な生活費支給などがありました。
プロダクト・スチュワードシップ
当社はその原料と、それがお客様の製品のライフサイクルに与える影響についてライフサイクル・アセスメント(LCA)の率先した役割を果たしてまいります。
当社の原料に対しての完全なライフサイクル・アセスメント(LCA)は、当社のフットプリントを削減し、プラスの影響を最大化する方法を理解し、お客様の協力とイノベーションを通じて持続可能な原料への移行を可能にします。炭素だけでなく、環境への影響を総合的に検討することは、当社が自然に与える影響や依存性を理解する事にもつながります。
昨年、外部検証を受けた社内用LCAツールを開発したのに続き、2022年は原材料採取から製品の廃棄までのLCAを4件、また原材料採取から製造工程までのLCAを2件完了しました。コンシューマーケアやライフサイエンス部門の主要原料による環境影響を調査により、当社原料の使用による下流側のインパクトやメリットや、石油由来から生物由来の原材料へ移行による影響を調査することができました。さらに数多くの知見が得られました。またLCAのスペシャリストを採用し、「LCAセンター・オブ・エクセレンス(LCA Centre of Excellence)」の構築へ向けた取り組みも始めました。