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2024年第1四半期販売実績

Croda International Plc (以下「クローダ」または「当グループ」)は、本日、2024年第1四半期(2024年3月31日に終了した3ヵ月間)の売上高に関する最新情報を発表しました。

  • グループ売上高は4億900万ポンドで、為替変動の影響を除いたベースで前年同期比10%減
  • 前四半期比で、COVID-19用途の脂質の売上を除くとグループ売上高は8%増
  • FY24の調整後税引前利益(PBT)は、2億6,000万〜3億ポンドと予想

Steve Foots, 最高経営責任者(CEO)は次のように述べました:

「Consumer Care部門は、すべての事業が成長し、特に北米では大幅な改善が見られました。 Life Sciences部門では、特にCrop Careにおいて厳しい市場環境が続いています。全体として、通期のグループガイダンスの達成に向けて順調に進んでいます。私たちは短期的な業績達成に向けた明確な優先事項を定めた上で、戦略を実行し、有望な医薬品パイプラインのビジネス化展開を加速させ、コストを注意深く監視しながら将来に向けた投資を行う事に注力しています。」

グループ業績-前年比では減収だが、前四半期比では改善

 

 

Change versus prior year

Change versus previous quarter

 

Q124

£m

Q123

£m

Change

Constant currency change

Q423*

£m

Change*

Consumer Care

237

237

0%

5%

212

12%

Life Sciences

122

171

(29)%

(26)%

126

(3)%

Industrial Specialties

50

69

(28)%

(24)%

40

24%

Group

409

477

(14)%

(10)%

379

8%

* Life Sciencesおよびグループの2023年第4四半期の売上および増減率には、2024年にはCOVID-19用途の脂質の売上が見込まれないため、COVID-19ワクチン用途の脂質売上4,800万ポンドを除外しています。詳細は下記の表を参照ください。。

2024年1~3月期のクローダの売上高は、好調であった昨年同期と比較して、報告ベースで14%減、為替変動の影響を除くと10%減の4億900万ポンドを記録しました。報告ベースの売上高は、2023年第4四半期比で8%増となり(比較しやすさのため、前四半期のCovid-19ワクチン用途の脂質売上を除く)、またグループ全体の業績は予想通りでした。

以前開示したとおり、2024 年通期については、グループの調整後営業利益率は 2023 年より 2~3 ポイント低下し、調整後税引前利益は 2023 年通期決算発表時の為替レートに基づき、2 億 6,000 万ポンドから 3 億ポンドになると引き続き予想しています。

Consumer Careー第1四半期は、北米が牽引し好調。

Consumer Care部門は好調なスタートを切りました。報告売上高は前年並みでしたが、為替レート変動の影響を除いた売上高は前年比5%増加しました。

前四半期比では、すべての事業が成長し、販売数量が2桁増となったことにより、売上高は低水準から12%増加した。F&Fとホームケアの継続的な成長に加え、Beauty Activesが特に好調で、北米と欧州での良好な需要の恩恵を受けた。Consumer Careの最大事業部門であるBeauty Careも、北南米を筆頭に、全地域で成長し、売上高が2桁増となり、心強い業績を達成した。

Life Sciencesー依然として厳しい市場環境

Life Sciences事業の報告売上高は前年同期比で29%減となりましたが、これは主に2023年第2四半期に在庫調整が始まる前のCrop Care事業の好調な業績を反映しています。常為替レートベースでは売上高は26%減少しました。

報告売上高は前年同期比で3%減となり(COVID-19ワクチン用途脂質の売上を除く)、Crop Care事業は横ばい、Seed Enhancement事業は減収(売上は季節的に下半期に偏重)、Pharma事業も小幅減収でした。2023年に医薬品市場が直面した課題(新型コロナウイルス状況からの正常化やヘルスケア製品の在庫調整等)は、2024年第1四半期でも継続しました。クローダの戦略的重点領域である核酸・タンパク質のデリバリー・システムの売上は前年同期比で成長を続け、新しいドラッグデリバリー技術を計画通り市場に投入しています。

Industrial Specialitiesー販売量と製品構成によって牽引される販売は順次改善する。

Industrial Specialitiesの報告売上高は前年同期比で28%減少しましたが、恒常為替レートベースでは24%減少しました。前四半期比では、特にEMEAにおいて数量が改善し、構成比もプラスとなり、24%の増加となりました。

その他情報

クローダは今朝午前8時(BST)にアナリストおよび投資家向けに電話会議を開催します。詳細はwww.croda.com/investorsをご参照ください。年次総会(AGM)は本日正午、英国ノースヨークシャー州ハロゲートのパビリオンズ(HG2 8QZ)にて開催されます。

クローダは2024年7月30日に2024年上半期の業績を報告し、2024年11月11日に2024年第3四半期の業績報告を行う予定です。

お問い合わせ先

Investors:         David Bishop, Croda                                                      +44 7823 874428
                        Reece De Gruchy, Croda                                                +44 7826 548908

Press:               Charlie Armitstead, Teneo                                               +44 7703 330269

2023年売上高

 

 

Quarterly sales (£m)

Q1 2023

Q2 2023

Q3 2023

Q4 2023

 Q4 2023 ex CV19 lipids*

FY 2023

FY 2023 ex CV19 lipids*

Consumer Care

236.8

218.8

218.2

212.2

      212.1

886.0

886.0

Life Sciences

170.8

132.4

125.0

174.1

      126.1

602.3

554.3

Industrial Specialties

69.1

53.0

43.8

40.3

       40.3

206.2

206.2

Group

476.7

404.2

387.0

426.6

      378.6

1,694.5

1,646.5

*Life Sciencesおよびグループでは、2024年にCOVID-19用途の脂質の売上が見込まれないため、容易な比較のため2023年第4四半期のCOVID-19用途の脂質の売上4,800万ポンドを除外しています。

通貨換算

米ドルおよびユーロは、当グループの為替換算エクスポージャーの約65%を占めています。ドルまたはユーロの年率1%の変動が税引前利益に与える影響は年平均約100万ポンドです。

恒常為替レートによる業績

恒常為替レートによる業績は、既存事業の当期の業績を前年の平均為替レートで換算したものです。恒常通貨建て売上高については、現地通貨建て売上高を販売先の最も関連性の高い機能通貨に換算します(例えば、中南米での売上高は主に米ドルで行われるため、機能通貨として米ドルが使用されます)。機能通貨の売上高は、対応する期間の前年度平均レートを用いて英国通貨に換算されます。