Smart science to improve lives™

Croda、医薬品添加剤の新たな製造施設に着工

2023年6月5日: スマートサイエンスを駆使し、生活を向上させる高機能原料とソリューションを提供するCroda, Inc.は、2023年5月9日、ペンシルベニア州クリントン郡Lamarにおいて最新製造施設に着工しました。

「生物製剤のデリバリー強化」というCroda Pharmaの戦略に沿って、同社は、mRNAワクチンや遺伝子編集療法などの新規治療薬に使用されるドラッグデリバリーシステムの原料成分を製造するため、2万3680平方フィートの新施設に投資します。この施設は、COVID-19ワクチンのような治療薬やワクチンにすでに使用されている脂質の生産をサポートするだけでなく、最先端のがん治療に使用される脂質を含む、現在開発中の次世代治療薬も支援します。

Crodaは、生物製剤のデリバリーシステム開発における第一線のパートナーとして、高い評価を得ています。米国が重要なワクチンや治療薬の国内製造を拡大しようとしている中、連邦政府とCrodaの共同プロジェクトであるCrodaの新しいLamarの施設は、将来の創薬を支援する上で重要な役割を果たすでしょう。

Crodaの北米事業担当副社長、Bradley Cookは言います。「一つのチームが人類の向上にこれほど貢献できる瞬間はめったにありません。保健福祉省とその最も重要な生物医学対策開発機関であるBARDAとの継続的な協力関係により、Crodaとこのチームはこの機会を得ることができました。非常に興奮し、誇りに思っています。」

COVID-19のパンデミックを通して、CrodaはmRNA COVIDワクチン全体で使用される重要な脂質ナノ粒子を大量生産する能力を証明しました。それ以来、同じデリバリーシステムを使用するmRNAや遺伝子編集のプロジェクトが爆発的に増えています。Croda, Inc.の上級副社長Russ Niksicは、「顧客および研究機関との関わりはいずれも、次世代のワクチンや治療法を研究・臨床開発から商業化まで推進するための力となります」と述べました。

「これは、Smart Science to improve lives™というCrodaのビジョンと調和したまたとない機会です。この投資を通じて、我々は、まさに自分たちの目的を実現しているのです。私たちは、Smart Science to improve lives™を掲げるだけでなく、それを実践します」と、Crodaの取締役兼ライフサイエンス担当社長Daniele Piergentiliは述べました。

建設工事は今年開始され、2025年までに新たな生産能力を確保する予定です。この施設は、2021年に同社が購入した80エーカーの多目的cGMP施設の一部であり、エンジニアリング、管理、メンテナンス、運営、物流などの職務で最大50の新規雇用をペンシルベニア州にもたらします。この施設のビジョンは、当初から、Crodaの持続可能性の目標に全面的に貢献することです。

プロジェクトは契約番号W58P05-22-2-0002のもと、国防省の化学・生物・放射性物質・核防衛統合計画事務局(JPEO-CBRND)および陸軍契約司令部を通じて、保健福祉省、戦略的準備・対応管理局、生物医学先端研究開発局(BARDA)からの連邦資金の全部または一部による支援を受けています。

Croda、ペンシルベニア州クリントン郡Lamarにおいて2万3680平方フィートの新施設に投資します